特養看護師の本音や悩み体験談あるある!きつい・辞めたい…

特養(特別養護老人ホーム)で働く看護師の本音や悩みといった体験談あるあるの紹介とともに、きつい・辞めたいときの理由や向いている人・向いていない人・やりがいなどについても説明します。

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特養看護師の本音や悩み体験談10個


SNSや掲示板の投稿を調べると、特養看護師の本音は「病院より楽」という単純なものではなく、医療処置の量、看護師の配置人数、オンコール、介護業務の有無によって大きく異なることが分かります。

以下は個人の匿名投稿を中心とした体験談であり、すべての特養に当てはまるわけではないことに注意してください。

①看護師業務以外まで負担している

特養看護師として約8年間働いている投稿者は、人員不足のため、通常の特養看護業務だけでなく、ショートステイの看護業務、介護士業務、夜間オンコールまで担当していると述べています。

人間関係自体は良好でも、業務をほかの職員に分担できず、転職を本気で考えるほど負担が大きくなっている事例です。

<投稿内容>
人間関係は良好ですが、人員不足もあり特養看護師業務、ショートステイ看護師業務、介護士業務、夜間オンコール当番までやらされます。看護主任にもほかの人にも分担は出来ないのか聞いた所、出来ないと言われてしまいました。
引用元:Yahoo!知恵袋

②「病院より楽」と思って転職したが忙しかった

総合病院で3年間働いた後に特養へ転職した看護師は、「介護士がいるため病院より楽」と聞いていたものの、実際にはワンフロア約48人の褥瘡処置などを一人で担当していたと投稿しています。

医師が常駐していないため、受診の付き添いで長時間拘束され、その間に残った業務も自分で処理しなければならず、入職1週間で疲弊したという内容です。回答者からも、看護師がほぼ一人で判断・対応する特養は過酷になりやすいとの経験談が寄せられています。

<投稿内容>
ワンフロア(48名程)の褥瘡などの処置を自分一人で行ったり、医師が不在のため何かあると病院に行くのですがその際の外来付き添いで3時間座りっぱなしで待ち続けるなど結構疲弊してしまいます。
引用元:Yahoo!知恵袋

③中途採用でも十分な教育を受けられなかった

前職でも特養に勤務していた看護師は、転職先で勤務3日目から通常業務を任され、ほぼ独り立ちの状態になったと投稿しています。

入居者一人ひとりの情報を確認する時間がなく、質問したくても周囲の看護師も業務に追われているため、十分に聞けない状況だったそうです。「いつか大きなミスを起こすのではないか」という不安が本音として書かれています。

<投稿内容>
凄く忙しく常に人がいない職場なので看護師全員が朝から業務に追われて、聞きたいことがあってもすぐに聞ける状況ではなく、仕事も上手く出来ないし何が何だかわからないまま1人にさせられて続けられるか不安です。
引用元:Yahoo!知恵袋

④看護師が少なく、急な休みを取りにくい

老人ホームやデイサービスの勤務経験者からは、看護師が1日1~2人しか配置されていないため、子どもの体調不良などで休みにくいという投稿があります。

病院よりも勤務人数が少ない施設では、看護師が休むと「その日の看護師が誰もいない」という状況になりかねず、子育てとの両立が難しい場合があるようです。

<投稿内容>
デイサービスや老人ホームで働いて思ったことは看護師が1日に1人〜 2人で少ないので休みにくいこと。もちろん病院も休めないんだけどデイや老人ホームは看護師が誰もいない事になったりする。
引用元:ガールズちゃんねる

⑤夜勤がなくてもオンコールが負担になる

子育て中の看護師が転職先を探した体験談では、特養は夜勤やおむつ交換がなかったものの、夜間の電話・ピッチ対応を求められたため、乳幼児がいる状況では難しいと判断したと述べられています。

求人票に「日勤のみ」と書かれていても、夜間オンコールの回数、実際に呼び出される頻度、出勤が必要かどうかを確認する必要があります。

<投稿内容>
転職の時いろいろ見たけど、特養は夜勤なし、オムツ交換もしなくて良かったけど夜間ピッチ対応してと言われて赤ちゃんいるし無理だった。
引用元:ガールズちゃんねる

⑥給与が下がることへの不満・迷いがある

急性期病院から特養への転職を検討する看護師は、年収約500万円から、求人上では約350万円へ下がる可能性があることに納得しきれないと投稿しています。

回答では、介護施設は夜勤や残業が少ない分、年収300万~350万円程度から始まるケースもあり、基本給だけでなくオンコール手当、昇給、賞与、退職金まで確認した方がよいと指摘されています。これは一投稿上の目安であり、地域や法人による差が大きい点には注意が必要です。

<投稿内容>
付近のデイサービスや特養を検索すると350万〜と、現在いただいているお給料から考えると150万も下がるのですが、残業がなくオンコールだけで業務も楽になると考えるとそういうものなのか…?となんとなく納得しきれません。
引用元:Yahoo!知恵袋

⑦業務量は多いが、職場の雰囲気がよい場合もある

掲示板には、特養で働いたときにベテラン看護師が優しく、採血や点滴を教えてくれたという体験談もあります。

休憩時間の雰囲気もよく、時給にも満足していた一方、「やることが多くてきつかった」とも述べられています。職員関係の良さと業務負担の大きさは、必ずしも一致しないことが分かる事例です。

<投稿内容>
定年後の暇つぶしで、ベテランの優しい方ばかりで時給も良かった。採血や点滴もたまにあるけど、ベテランナースが教えてくれたり、お昼休みには皆んなで詰所で鍋とかやってましたよ。ただ、業務はやること多くてきつかったです。
引用元:ガールズちゃんねる

⑧一人ひとりと向き合えることにやりがいがある

特養で働く看護師からは、病院のような流れ作業ではなく、入居者一人ひとりとゆっくり向き合い、個別に看護できる点がよいという投稿があります。

本人らしい最期を支える看取りにも関われることや、身体介護が少ない施設では、腰痛があっても働きやすいことがメリットとして挙げられています。

<投稿内容>
病院みたいに流れ作業じゃないところ、一人一人とゆっくり向き合って個別に看護できるところ、本人らしい最期が送れる(お看取りもしてます)ところがよいです。あと腰痛持ちなので身体介護がない、あっても手伝い程度なのが助かってます。
引用元:ガールズちゃんねる

⑨看取りを通して「その人らしさ」を支えられる

Xには、特養で多数の看取りに立ち会った看護師から、終末期になってから慌てて写真を飾ったり、好物を用意したりするのではなく、もっと早い段階から本人らしい生活を支えることが重要だという趣旨の投稿があります。

医療処置だけでなく、人生の最終段階をどのように過ごしてもらうかを考えることが、特養看護師ならではの役割として語られています。

<投稿内容>
お看取りの段階になってから写真飾ったり 好きな物飲んでもらったり 食べてもらったり 音楽かけたり するのがすごい違和感だった
引用元:X

⑩古参職員のやり方が固定化している施設もある

掲示板には、開設当初から勤務している看護師のやり方が古いまま固定化されており、意見すると関係が悪くなるという投稿もあります。

施設内の看護師数が少ないと人間関係が閉鎖的になりやすく、仕事の進め方を改善しにくいケースがあることを示す体験談です。ただし、匿名掲示板上の主観的な投稿である点には留意が必要です。

<投稿内容>
古い施設に開設当時からいる看護師はやり方がすごく古い人いるよ でも楯突いたら険悪になる プライド高いから
引用元:ガールズちゃんねる

特養看護師はきつい?忙しい?


特養の看護師は、病院に比べて医療処置が少ない一方で、決して楽とは限りません

医師が常駐していない施設も多く、入居者の体調変化を見極め、受診や救急搬送の必要性を判断する責任があります。

また、少人数の看護師で多くの入居者を担当し、服薬管理や褥瘡処置、受診同行、記録、介護職からの相談対応などが重なると、忙しさを感じやすくなります。さらに、施設によっては介護業務や夜間のオンコール対応も必要です。

ただし、急性期病院のような慌ただしさは少なく、入居者と長く関わりながら生活や看取りを支えられる点にやりがいを感じる看護師もいます。

負担の大きさは、看護師の配置人数や役割分担、オンコール体制によって大きく異なります。

特養看護師を辞めたい…つまらない時の理由

特養看護師が「辞めたい」「つまらない」と感じる主な理由には、次のようなものがあります。

・採血や点滴などの医療処置が少なく、看護技術を活かしにくい
・健康管理や服薬管理、記録など同じ業務が続きやすい
・看護師としての成長やスキルアップを実感しにくい
・少人数で多くの入居者を担当する責任が重い
・介護業務まで求められ、役割に不満を感じる

・看護師、介護職、ベテラン職員などの意見が合わず、連携に苦労する
・看護師の人数が少なく、人間関係から距離を置きにくい
・職員同士の派閥や陰口などにストレスを感じる
・オンコール対応が精神的な負担になる
・業務内容や責任に対して給与が低いと感じる

辞めたい原因が特養の仕事そのものではなく、勤務先の人員配置や役割分担、人間関係にある場合もあります。

特養看護師がいない時間は?問題なし?

特養では、看護師の24時間常駐は全国一律の基本配置基準ではないため、夜間などに看護師が施設内にいない時間があっても、直ちに基準違反とはなりません

ただし、必要な数の介護職員を配置し、看護師へのオンコールや配置医師、協力医療機関との連携など、入所者の急変に対応できる体制を整えておく必要があります。

施設の人員配置や算定している加算によっては、24時間の連絡体制など追加要件も適用されます。

<根拠となる省令>
指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準

◯第2条第1項第3号ロ
看護職員の最低人数は、次のように定められています。

入所者30人以下:常勤換算1人以上
31~50人:常勤換算2人以上
51~130人:常勤換算3人以上
131人以上:3人に加えて、50人増えるごとに1人以上

また、第2条第3項では、常勤換算方法を「職員の勤務延べ時間数を、常勤職員が勤務すべき時間数で割る方法」と定義しています。これは施設全体の勤務時間数を基準とする規定であり、看護職員を各時間帯に常時配置するという規定ではありません。

特養看護師の仕事・業務内容と勤務時間

特養で働く看護師の主な役割は、入居者の健康状態を把握し、施設での生活を医療面から支えることです。

病院ほど採血や点滴などの医療処置は多くありませんが、医師が常駐していない施設では、体調の変化を早期に見つけ、受診や救急搬送の必要性を判断する役割も担います。

仕事内容 主な業務
健康管理 バイタルチェック、食事量・排泄状況・睡眠状態の確認、体調変化の観察
服薬管理 薬の準備・配薬、服薬状況の確認、副作用や飲み忘れのチェック
医療処置 褥瘡や創傷の処置、胃ろう管理、喀痰吸引、インスリン注射など
医師との連携 嘱託医の診察補助、入居者の状態報告、医師の指示に基づく処置
通院・入院対応 医療機関への受診調整、通院同行、入退院時の情報共有
急変時の対応 状態の確認、医師や家族への連絡、救急搬送の判断・手配
多職種との連携 介護職やケアマネジャー、栄養士などとの情報共有・助言
感染症対策 感染予防、発生時の対応、職員への衛生管理の指導
看取りの支援 終末期の健康管理、苦痛の軽減、本人や家族への支援
記録・管理 看護記録の作成、医療物品の管理、申し送り

勤務時間は日勤が中心で、8時30分から17時30分ごろまでを基本とする施設が多く、早番や遅番を設けている場合もあります。

看護師の24時間常駐は一律に義務付けられていないため、夜勤のない求人もあります。

ただし、夜間に介護職からの電話相談を受けたり、必要に応じて出勤したりするオンコール当番を担当することがあります。

特養看護師の1日の流れ

特養看護師の1日は、入居者の体調確認や服薬管理を中心に進みます。施設の規模や看護師の人数、医療的ケアが必要な入居者の状況によって、業務の順番や内容は異なります。

時間 主な業務 具体的な内容
8:30 出勤・申し送り 夜間の体調変化、転倒、発熱、食事量、排泄状況などを夜勤職員から確認します。受診予定や処置が必要な入居者も整理します。
9:00 健康状態の確認 居室や共有スペースを回り、顔色や呼吸状態を観察します。必要な人には体温・血圧・酸素飽和度などを測定します。
9:30 服薬管理・医療処置 内服薬の確認、褥瘡や傷の処置、胃ろう管理、インスリン注射などを行います。異常があれば嘱託医へ報告します。
11:00 診察・受診対応 嘱託医の診察がある日は、入居者の状態を説明して診察を補助します。通院が必要な場合は、医療機関や家族と日程を調整します。
12:00 昼食時の観察 食事や水分の摂取量、むせ、食欲の低下などを確認します。必要に応じて介護職へ食事介助の注意点を伝えます。
13:00 休憩 ほかの看護師と交代しながら休憩を取ります。少人数の施設では、緊急連絡に対応できる状態を保つこともあります。
14:00 記録・多職種との連携 看護記録を入力し、介護職やケアマネジャー、栄養士などと入居者の状態や今後の対応を共有します。
15:00 午後の巡回・処置 午前中から体調が変わった人がいないか確認し、追加の処置や服薬対応を行います。急変時には医師への連絡や救急搬送を手配します。
16:30 申し送り・翌日の準備 夜間に注意が必要な入居者や服薬内容、発熱者などを介護職へ伝えます。翌日の処置や受診予定も確認します。
17:30 退勤 記録と申し送りを終えて退勤します。オンコール当番の日は、帰宅後も夜間の電話相談や緊急出勤に備えます。

特養では日勤中心の職場が多いものの、看護師の配置人数が少ない日は、処置や受診対応が重なって忙しくなることがあります。また、入居者の急変によって予定していた業務の順番が変わることも少なくありません。

そのため、決められた業務をこなすだけでなく、体調の変化に応じて優先順位を判断する力が求められます

特養看護師に向いている人

①小さな変化に気づける人

特養看護師には、入居者のわずかな変化に気づける観察力のある人が向いています

特養では、入居者が自分の不調をうまく伝えられないことも少なくありません。そのため、顔色や表情、食事量、排泄、睡眠、会話の様子などから、普段との違いを見つける必要があります。

発熱や血圧の数値だけでなく、「いつもより元気がない」「食事の進みが遅い」といった変化を見逃さないことが、病気の早期発見につながります。入居者の日常をよく知り、丁寧に観察できる人は、特養で力を発揮しやすいでしょう。

②自分で判断して動ける人

状況を整理し、自分で優先順位を判断できる人も特養看護師に向いています

特養では医師が常駐していない場合が多く、入居者の体調が変化した際には、看護師が状態を確認し、医師への連絡や受診、救急搬送の必要性を判断します。

複数の入居者への処置や服薬対応が重なることもあるため、緊急性の高い業務から進める力も必要です。

ただし、一人で抱え込むのではなく、迷ったときに医師やほかの職員へ相談する姿勢も欠かせません。責任感を持ちながら、冷静に行動できる人に適した仕事です。

③多職種と協力できる人

特養では、介護職やケアマネジャー、生活相談員、栄養士、機能訓練指導員など、多くの職種と連携して入居者の生活を支えます。

そのため、自分の考えだけを押し通さず、相手の立場を理解しながら協力できる人が向いています。特に介護職は入居者と接する時間が長く、日常の小さな変化を把握しているため、報告を丁寧に聞くことが大切です。

一方で、医療上の注意点を分かりやすく説明する役割もあります。職種による考え方の違いを調整し、必要な情報を共有できる人は、円滑に働きやすいでしょう。

④高齢者と長く関わりたい人

入居者一人ひとりと継続的に関わりたい人は、特養看護師に向いています

病院では治療や退院を目標に短期間で関係が終わることもありますが、特養では入居者の生活の場で、長期にわたって健康を支えます。

日々の会話や体調管理を通して、その人の性格や生活習慣、希望を理解できることが特徴です。治療だけでなく、できるだけ穏やかに暮らせるよう支援し、最期までその人らしく過ごせるよう看取りに関わることもあります。

高齢者との交流や生活に寄り添う看護に魅力を感じる人に適しています。

⑤生活を支える看護に関心がある人

高度な医療処置よりも、高齢者の日常生活を支える看護に関心がある人は、特養でやりがいを感じやすいでしょう

特養看護師の仕事は、健康管理や服薬管理、褥瘡処置、感染予防、看取りなどが中心です。採血や点滴などの機会は病院より少ない場合があり、医療技術を頻繁に使いたい人には物足りなく感じられることもあります。

一方、入居者が安全に食事や入浴を行えるよう助言したり、体調を崩さず生活できるよう予防したりすることも重要な看護です。暮らし全体を見る視点を持つ人に向いています。

特養看護師に向いていない人

①高度な医療処置を多く経験したい人

採血や点滴、手術前後の管理など、医療処置を数多く経験して技術を磨きたい人は、特養の仕事を物足りなく感じる可能性があります

特養では、入居者の健康管理、服薬管理、褥瘡処置、感染予防などが中心で、病院ほど医療行為の機会が多くない施設もあります。

高齢者の生活を支える看護より、急性期医療や専門的な治療への関心が強い人は、病院やクリニックのほうが希望に合う場合があります。

ただし、胃ろうや喀痰吸引などの医療的ケアが多い特養もあるため、求人ごとの確認が必要です。

②自分で判断することが苦手な人

医師の指示がなければ行動できない人や、状況に応じて優先順位を決めることが苦手な人は、特養看護師に負担を感じやすいでしょう

特養では医師が常駐していないことが多く、入居者の体調が変化したときには、看護師が状態を確認し、医師への連絡、受診、救急搬送の必要性を判断します。

また、複数の入居者への処置や相談が重なったときも、緊急性を考えて対応しなければなりません。

もちろん独断で決める仕事ではありませんが、必要な情報を集め、自分の見解を持って医師や職員へ伝える力が求められます。

③多職種との連携が苦手な人

ほかの職種との話し合いや情報共有を負担に感じる人は、特養で働きにくい可能性があります

特養では、介護職、ケアマネジャー、生活相談員、栄養士、機能訓練指導員などと連携し、入居者の生活を支えます。

特に介護職から健康状態について相談を受けたり、医療面の注意点を分かりやすく伝えたりする機会が多くあります。

職種によって知識や立場、入居者への関わり方が異なるため、意見が合わない場合もあります。看護師の考えだけを優先せず、相手の意見を聞きながら調整することが苦手な人には難しい環境です。

④介護や生活支援に関わりたくない人

看護師は医療行為だけを担当したいと考え、介護や生活支援に関わることへ強い抵抗がある人は、特養に向いていない場合があります

特養看護師の中心的な役割は医療面の管理ですが、施設によっては食事、移乗、排泄、入浴などの介助を手伝うことがあります。また、食事量や排泄状況、普段の会話といった生活情報から体調の変化を把握することも重要です。

看護業務と介護業務の範囲は施設ごとに異なりますが、高齢者の暮らし全体を支えるという考え方を受け入れられないと、仕事への不満につながりやすいでしょう。

⑤看取りやオンコールに抵抗がある人

入居者の看取りに関わることや、勤務時間外の連絡対応に強い不安がある人は、特養の勤務が合わない可能性があります

特養は入居者にとって生活の場であり、終末期には本人や家族の希望を確認しながら、穏やかに最期を迎えられるよう支援します。人の死に立ち会う精神的な負担が大きく、気持ちを切り替えにくい人にはつらく感じられるでしょう。

また、夜勤がなくてもオンコール当番があり、夜間に電話相談を受けたり緊急出勤したりする施設もあります。看取り方針やオンコールの条件は、応募前に確認することが大切です。

特養看護師のやりがい

特養看護師のやりがいは、入居者一人ひとりと長く関わり、その人らしい生活を医療面から支えられることです。

日々の健康管理を通じて、食欲や表情などの小さな変化に気づき、病気の悪化や入院を防げたときには、大きな達成感を得られます。

また、介護職やケアマネジャーなどと協力し、入居者が安心して暮らせる環境を整えることも重要な役割です。

病院とは異なり、治療だけでなく生活全体を見守り、看取りまで継続して関われる点も特養ならではの魅力です。

入居者や家族から感謝の言葉をもらったときや、穏やかな表情で過ごす姿を見られたときに、仕事の意義を実感できるでしょう。

まとめ

特養看護師の仕事には、入居者と長く関われるやりがいがある一方、少人数で多くの入居者を担当する責任や、オンコール、人間関係、介護職との連携などに悩み、「きつい」「辞めたい」と感じることもあります。

ただし、特養ならどこでも同じではなく、看護師の配置人数や医療的ケアの量、介護業務の範囲、教育体制、職場の雰囲気によって働きやすさは大きく変わります。

つらさを我慢し続けるのではなく、まずは悩みの原因を整理してみましょう。仕事そのものではなく現在の施設に問題がある場合は、別の特養への転職で改善する可能性もあります。

自分が望む看護や働き方を明確にし、無理なく続けられる職場を選ぶことが大切です。

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